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Today's Topics 30
Today's Topics 30

2014/03/31 高齢者の筋肉量は長寿と比例する
Muscle mass index as a predictor of longevity in older-adults
UCLA School of MedicineのSrikanthan博士とKarlamangla博士は、高齢者においてより多い筋肉量が全死因による死亡率の低下と関連するとの仮説を検証するため、National Health and Nutrition Examination SurveyⅢに参加した高齢者(男性55歳以上、女性65歳以上)3,659例について、骨格筋量と全死因による死亡とのリスクと死亡率との関係を調査した。筋肉量インデックス(MMI)は身長の2乗で割った骨格筋量と定義された。解析の結果、全死因による死亡率は、MMIの第1四分位(最小四分位)と比べて第4四分位(最大四分位)で有意に低かった。低い改訂ポアソン回帰と比例ハザード回帰による補正リスク比と補正ハザード比はそれぞれ0.81(95%CI=0.71-0.91)と0.80(95%CI=0.66-0.97)であった。 すなわち、筋肉量が多い高齢者は死亡のリスクが低いといえる。博士らは、この後は、高齢者の筋肉量を増やし、維持するのに最も効果的な運動のタイプと運動量を示さねばならないと考えている。
[Am J Med published online February 20, 2014]
2014/03/24 高齢者は筋肉量が多いと死亡のリスクが低い
Muscle mass index as a predictor of longevity in older-adults
UCLA School of MedicineのSrikanthan博士とKarlamangla博士は、高齢者においてより多い筋肉量が全死因による死亡率の低下と関連するとの仮説を検証するため、National Health and Nutrition Examination SurveyⅢに参加した高齢者(男性55歳以上、女性65歳以上)3,659例について、筋肉量と全死因による死亡とのリスク及び死亡率との関係を調査した。筋肉量インデックス(MMI)は身長の2乗で割った骨格筋量と定義された。解析の結果、全死因による死亡率は、MMIの第1四分位(最小四分位)と比べて第4四分位(最大四分位)で有意に低かった。改訂ポアソン回帰と比例ハザード回帰による補正リスク比と補正ハザード比はそれぞれ0.81(95%CI=0.71-0.91)と0.80(95%CI=0.66-0.97)であった。 すなわち、筋肉量が多い高齢者は死亡のリスクが低いといえる。博士らは、この後は、高齢者の筋肉量を増やし、維持するのに最も効果的な運動のタイプと運動量を示さねばならないと考えている。
[Am J Med published online February 20, 2014]
2014/03/17 循環血中の腫瘍DNAによるがんの検出
Detection circulating tumor DNA in early- and late-stage human malignancies
腫瘍を検出し、監視するための非侵襲的方法の開発は、腫瘍学における大きな課題である。Johns Hopkins University School of MedicineのDiaz博士らは、様々なタイプのがん患者640例において腫瘍を検出するために循環血中の腫瘍DNA(ctDNA)の能力を評価した。その結果、ctDNAは、原発性の脳、腎臓、前立腺あるいは甲状腺のがんでは50%以下の検出であったが、進行性の膵臓、卵巣、結腸直腸、膀胱、胃と食道、乳房、黒色腫、肝細胞、及び頭頸部のがんの患者の75%以上で検出することができた。また、限局性腫瘍の患者では、結腸直腸がん患者で73%、胃と食道のがん患者で57%、膵臓がん患者で48%、乳腺腺がん患者で50%にctDNAはそれぞれ検出された。転移性の結腸直腸がん患者206例の別のパネルで、我々は臨床的にも関係のあるKRAS遺伝子変異の検出のためのctDNAの感度は87.2%であり、その特異度は99.2%であった、と報告した。博士らは、ctDNAががんの検出に広く適用でき、様々な臨床研究の目的でがんの多重に異なったタイプの患者で使うことができる特異的なバイオマーカーであることを示唆すると結論している。
[Sci Translat Med 6(224): 224ra24, 2014]
2014/03/10 電離放射線を使わない全身MRIによる若年者のがん診断
Ionising radiation-free whole-body MRI versus 18F-fluorodeoxyglucose PET/CT scans for children and young adults with cancer: a prospective non-randomized, single-centre study
画像検査はがんの小児の診断には必須である。しかしCTとトレーサーを基にした画像検査法は、電離放射線へのかなりの暴露と後年になっての2次的がん発生のリスクと関連している。Stanford UniversityのKlenk博士らは、全身拡散強調MRI及び造影剤として使われるフェルモキシトール(ferumoxytol)を基にした画像検査法を、非常に効果的で、臨床的に実現可能な電離放射線なしの病期分類法として検討した。22例の悪性のリンパ腫及び肉腫の小児と若年成人における全身拡散強調MRIと標準の臨床18F-FDG PET/CTスキャンとを比較し、1,325の解剖学的領域で174の悪性病変の内、全身拡散強調MRIでは158を検出し、18F-FDG PET/CTスキャンでは163を検出した。感度はMRIが93.7%(95%CI 89.0-96.8)とPET/CTが 90.8%(85.5-94.7)、特異度は97.7%(96.7-98.5)と99.5%(98.9-99.8)であり、診断の精度は97.7%(93.6-99.4)と98.3%(97.4-99.2)であった。フェルモキシトール投与後に有害事象は記録されなかった。腫瘍病期分類の結果は、両方の画像診断法でκ値0.93(0.81-1.00)という非常に良好な一致を示した。フェルモキシトール強化全身拡散強調MRIは、がんの小児及び若年成人の病期分類のための電離放射線を用いない安全な代替法になりうる、と博士らは結論した。
[Lancet Oncology, 15(3): 275-285, 2014]
2014/03/03 慢性蕁麻疹は高用量ビタミンD3で軽減される
Beneficial role for supplemental vitamin D3 treatment in chronic urticarial: a randomized study
University of Nebraska Medical CenterのPoole博士らは、ビタミンDの慢性の蕁麻疹への効果をプロスペクティブ、二重盲検、単一施設試験で確認した。博士らは、慢性の蕁麻疹を持つ被験者42例に、12週間の高用量ビタミンD3(4,000IU/日)補給又は低用量ビタミンD3補給(600IU/日)に無作為に割付け、試験を開始した。全被験者は標準の3薬剤療法(セトリジン、ラニチジン、及びモンテルカスト)を与えられ、Urticaria Symptom Severity(USS:蕁麻疹症状重症度)スコアのデータ、25OHビタミンD測定用の血液、及び安全性結果が集められた。その結果、3薬剤療法は、最初の週で全USSスコアを33%低下させた。12週目の高用量ビタミンD3治療グループでは1週間後の全USSスコアより更に有意な低下(40%)が見られたが、低用量ビタミンD3グループではそのような低下は見られなかった。また、高用量ビタミンD3治療グループでは、蕁麻疹の身体分布と麻疹の発症日数で有意な低下が見られ、掻痒と睡眠の質が改善された。グループ間でアレルギーの薬物使用に差はなく、両グループ共に有害事象は発生しなかった。博士らは、高用量ビタミンD3(4,000IU/日)による追加療法は、慢性の蕁麻疹患者では安全で有益な免疫賦活物質療法と考えられる、と結論している。
[Annals of Allergy, Asthma & Immunology, published online February 7, 2014]
2014/02/24 運動だけでなく、震えてもイリシンが分泌される
Irisin and FGF21 are cold-induced endocrine activators of brown fat function in humans
ヒトの白色脂肪はエネルギーを蓄え、褐色脂肪はエネルギーを燃やして身体を温める。肥満を防止するには、エネルギーを蓄える白色脂肪がエネルギーを燃やす褐色脂肪に変わる必要がある。2012年、Harvard Universityの研究チームは、運動することにより筋肉より筋肉ホルモンであるイリシンが分泌され、このイリシンは白色脂肪を褐色化させることを見いだした[Nature 481(7382): 463-468, 2012]。一方、NIH のNational Institute of Diabetes and Digestive and Kidney DiseasesのLee博士らは、ヒトで寒さへの暴露で震えることがイリシンの分泌を刺激し、イリシンを放出させることをCell Metabolism誌に報告した。寒さに震えることで筋肉が収縮し、運動と同様にイリシン分泌を増やし、白色脂肪を褐色化し、褐色脂肪の熱発生を増やす働きをすることを示唆している。このイリシンが仲介した筋肉-脂肪のクロストークは、寒さを利用した褐色脂肪の熱発生を肥満や糖尿病の治療開発につなげられるかもしれないとLee博士らは考えている。
[Cell Metabolism 19(2): 302-309, 2014]
2014/02/17 感染は空間記憶に関わる脳の能力を損なう
Peripheral inflammation acutely impairs human spatial memory via actions on medical temporal lobe glucose metabolism.
感染に伴う炎症は脳の空間認識能力を損ない、神経変性疾患の進展に関わっていると英国のBrighton and Sussex Medical SchoolのHarrison博士らがBiological Psychiatryに報告した。博士らは、ヒトの内側側頭葉機能に関する全身性炎症作用を調査するために、20例の健常な参加者に腸チフスワクチン接種あるいは生理食塩水注射のどちらかを行い、その前後に被験者の脳をFDG-PETでスキャンした。そのFDG-PETスキャンの結果から、研究者たちは炎症の後、内側側頭葉と呼ばれる脳の領域内でグルコース代謝の低下があり、ヒトの空間記憶を選択的に損なうことを見いだした。博士らは、軽度な末梢の炎症に対するヒトの内側側頭葉の鋭い感度を立証し、空間記憶力の低下の形で機能障害との関係を生じさせる、と結論した。この論文とは別に、Evelyn F. McKnight Brain Institute のWright博士らはChlamydia pneumoniaeやcytomegalovirusなどの感染が認知能力低下のリスクを高めるとの研究をAmerican Stroke Association International Stroke Conference 2014で発表しており、細菌やウイルスの感染は脳に悪い影響を及ぼすと考えられる。
[Biological Psychiatry published online January 21, 2014]
2014/02/10 免疫系による自然発生B細胞リンパ腫の制御
Fas ligand-mediated immune surveillance by T cells is essential for the control of spontaneous B cell lymphomas.
白血球細胞の一種であるB細胞は、自然発生的にがん性あるいは前がん状態になる。Walter and Eliza Hall InstituteのKallies博士らは、免疫系が、B細胞ががん化する前に逸脱したB細胞を取り除く、とNature Medicine誌に発表した。この免疫系の主役はT細胞であり、がん性及び前がん状態のB細胞の監視・殺細胞行動を行っていることがわかった。健康な人々でB細胞リンパ腫の症例がそれほど多くない理由は、このT細胞の活動があることによる、と博士らは信じている。T細胞の機能的障害は、T細胞の腫瘍監視から逃れる変異をB細胞に許し、B細胞は悪性形質転換によりB細胞リンパ腫に変容すると考えられる。
[Nature Medicine published online February 2, 2014]
2014/02/03 善玉コレステロールも悪玉に変わる
An abundant dysfunctional apolipoprotein A1 in human atheroma
最近の研究で、ヒトのアテロームから回収された高密度リポタンパク質(HDL)とその主要な構造タンパク質であるアポリポタンパク質A1(apoA1)がミエロペルオキシダーゼ(MPO)により広く酸化され、機能障害を起こしていることが分かってきた。酸化されているのはapoA1のTrp72である。Trp72が酸化されたapoA1(oxTrp72-apoA1)は循環血液中では少量であるが、アテローム製動脈硬化の動脈ではapoA1の20%を占めている。心臓クリニックに来院した患者(627例)でのoxTrp72-apoA1濃度の上昇は、心血管疾患のリスク増加と関連した。"善玉"あるいは高密度リポタンパク質(HDL)コレステロールは、通常は動脈をきれいに保つのに役立ち、心臓の健康に良いが、HDL粒子のほぼ75%からなっている一次タンパク質のapoA1が酸化されたapoA1を持つ機能障害HDL は炎症促進型となり、善玉から悪玉HDLコレステロールに変身すると発表者の一人Cleveland Clinicの Hazen 博士は考えているようである。
[Nature Medicine published online January 26, 2014]
2014/01/27 ω-3脂肪酸と脳容積
Higher RBC EPA + DHA corresponds with larger total brain and hippocampal volumes
正常な老化は、一般的に脳の萎縮の一因となるが、ω-3脂肪酸を多く摂ることは老化による脳の萎縮を遅らせることをUniversity of South DakotaのPottala博士らが発表した。博士らは、Women's Health Initiative Memory Studyの閉経後の女性1,111例で測定されたMRIによる脳容積を8年後に再度測定し、血液中のω-3脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)+ドコサヘキサエン酸(DHA)の濃度(ω-3指標)との関連を調査した。その結果、1SD(標準偏差)より大きなEPA+DHAの濃度は2.1cm3大きな脳容積と相関し(p=0.048)、脳の中でも認知機能とかかわりのある海馬の大きな容積(50 cm3)と相関した(p=0.036)。ω-3指標の第4四分位と第1四分位の海馬容積を比較すると、159 cm3も海馬容積が大きかった(p=0.034)(Neurology published online January 22, 2014)。なお別の報告(NeuroImage published online January 9, 2014)で、末梢性聴覚障害が、脳の萎縮の加速と独立して関連していることが報告されたこととも併せて考えると、EPAやDHAを多く摂取することは認知機能のみならず聴覚機能にも良い影響を与えるものと思われる。
[Neurology published online January 22, 2014とNeuroImage published online January 9, 2014]
2014/01/20 心筋梗塞患者の識別にHD-CEC法を
Fluid phase biopsy for detection and characterization of circulating endothelial cells in myocardial infarction
Scripps Research InstituteのKuhn教授らは循環内皮細胞(CEC)の濃度上昇は、心筋梗塞(MI)を含めた様々な病状に反応して起こることに着目し、CECの検出と特徴づけのための高精細度循環内皮細胞分析(HD-CEC分析)法を、がん患者の血液中の循環腫瘍細胞をうまく検出する液相生検プラットフォーム(HD-CTC分析)を参考に開発した。CECはDAPI、CD146及びフォン・ヴィブランド因子でポジティブ染色、CD45でネガティブ染色と定義され、更に、CECは白血球細胞の周囲からの分化を可能とするはっきりと異なった形態学的特徴を示した。末梢血サンプルは心筋梗塞患者79例、健常対照者5例及び血管手術実施中の患者6例から集めた。CECの数は健常対照者と比べて、MI患者でより多かった。血管手術実施中の患者は、MI患者と比べると、CEC数は少なく、健常対照者と差はなかった。HD-CECは、市販のCellSearch?分析と同等の精度でMI患者を識別したが、HD-CEC法はより高い感度を保ったまま高い特異性を示した。教授らはHD-CEC分析は心筋梗塞患者におけるしっかりした診断バイオマーカーとして使うことができる、と結論している。心臓発作患者の早期発見に使うことができるなら、有用な検査法となるだろう。
[Physical Biology 11(1): 016002, 2013]
2014/01/14 動的組織に使える新しい医療接着剤
A blood-resistant surgical glue for minimally invasive repair of vessels and heart defect.
血管及び心臓欠陥の修復に利用可能な新しい低侵襲性血液耐性手術用接着剤がHarvard Medical Schoolにより開発された。この接着剤は、紫外線に当てると数秒以内に組織と強く結合し、毒性を示さず、湿潤な体内の非常に動的な環境内でもうまく機能する。この接着剤がコートされたパッチは、鼓動しているブタの心臓の心室中隔に貼り付けられ、24時間超生理学的圧力に耐えることが出来た。またこのようなパッチは血管障害及び手術時の止血の修復に直ちに適用することが出来、多くの心臓血管系および外科的適用が可能だと考えられる。ヒトにおける接着剤の安全性を試験する研究が必要ではあるが、将来、現在の縫合やステープルを補強しあるいはそれらに置き換わる可能性を持つと共同研究者であるBrigham and Women's HospitalのKarp教授は考えている。
[Sci Transl Med 6(218): p.218ra6]
2014/01/06 もっと歩けば心臓発作と脳卒中のリスクが下がる
Association between change in daily ambulatory activity and cardiovascular events in people with impaired glucose tolerance (NAVIGATOR trial): a cohort analysis
University of LeicesterのYates博士らは、糖尿病前症の人々で、歩行活動と心血管イベントの関連性を調査した。博士らは、2002年1月から2004年1月までの間に40か国で登録された耐糖能異常の人々9,306例を含むNAVIGATOR試験からのレトロスペクティブなデータを解析し、試験開始時の歩行数及び12か月後の歩行数の変化が心血管イベントとどのように関連するかを調査した。その結果は、試験開始時の歩行活動は1日2,000歩毎にその後数年間の心血管イベントのリスクが10%低下すること。試験開始12か月後の歩行数が1日2,000歩増える毎に8%リスクが低下することを見いだした。糖尿病予備軍の人々は歩くことで心臓発作や脳卒中などのリスクを下げることに繋がるので、毎日せっせと歩き、今年よりも来年と少しでも1日の平均歩行数を増やすことが、糖尿病や心血管イベントの予防のためにはよさそうである。
[Lancet, Early online publication December 20, 2013]
2013/12/24 ナルコレプシーは自己免疫疾患
CD4+ T cell autoimmunity to hypocretin/orexin and cross-reactivity to a 2009 H1N1 influenza A epitope in narcolepsy
Stanford School of MedicineのMellins博士らは、1型ナルコレプシーの人々39例とナルコレプシーではない人々35例を調査した。この中には片方がナルコレプシーでもう片方はナルコレプシーでない双子が4組含まれていた。博士らは、ナルコレプシーの人々はその血液中にヒポクレチンタンパク質の特定の部位と反応するT細胞のサブグループを持つが、ナルコレプシーではない人々はそのようなT 細胞のサブグループを持たないことを発見した。また、H1N1ウイルスの断片がナルコレプシー患者のT細胞を活性化するのと同じ部分に似ていることも見いだした。ウイルス感染はヒポクレチンを産生する脳細胞を誤って攻撃するT細胞を生み出しているとも考えられ、2009年のH1N1インフルエンザの大流行後に小児のナルコレプシー症例が上昇した例や2010年に欧州におけるナルコレプシー症例クラスターが、強力な免疫系反応を誘導するようデザインされたアジュバントを含んだ特有のH1N1ワクチンとリンクした例を、Mellins博士は挙げている。
[Science Translational Medicine 5(216): 216ra176, 2013]
2013/12/16 COPDとMCIとの関連
Chronic obstructive pulmonary disease and asocciation with mild cognitive impairment.: The Mayo Clinic Study of Aging
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、横断的地域住民ベースの研究において、軽度認知障害(MCI)とそのサブタイプになるオッズの増加と関連する、とMayo Clinic in RochesterのSingh博士らが発表した。博士らは地域住民ベースのMayo Clinic研究に登録された70~89歳の参加者1,927例(内、288例がCOPDであった)で、MCIとの関連性を調査した結果、COPD患者はCOPDでない患者よりも、MCIの有病率が約2倍高いことが分かった(オッズ比OR=1.87)。男女では差はなかった。更にCOPD期間が5年未満と5年以上で比べたところ、COPD期間5年未満の患者のORは1.60、5年以上の患者のORは2.10で、潜在的共変量を補正した後もCOPD期間とオッズとの間には用量反応関係が見られたとしている。
[Mayo Clinic Proceedings 88(11): 1222-1230, 2013]
2013/12/09 ナトリウム含有製剤にご注意
Sodium in effervescent painkillers, vitamins ups CVD risk.
Ninewells Hospital and Medical SchoolのGeorge博士らは、1,292,337例の患者の研究コホートで平均追跡調査期間の7.23年間の全心血管系イベント発生の61,072例を対照とマッチングさせた。非致死性心筋梗塞発生、非致死性脳卒中発生、あるいは血管死の主要エンドポイントでは、ナトリウム含有薬剤での補正オッズ比は、1.16であった。2次エンドポイントの補正オッズ比は、非致死性脳卒中で1.22、全死因死亡で1.28、高血圧で7.18、心不全で0.98、非致死性心筋梗塞で0.94、及び血管死で0.70であった。発泡性、分散性あるいは水溶性等の薬剤のナトリウム含有製剤は、同じ薬剤の標準的な製剤と比べて、有害な心血管系イベント、特に高血圧のオッズを上昇させるので、受ける恩恵がリスクを上回るときのみ警告付で処方されるべきだと結論した。
[BMJ 347: f6954, 2013]
2013/12/02 ロタウイルスワクチンは発作のリスクも下げる
Protective association between rotavirus vaccination and childhood seizures in the year following vaccination in US children.
ロタウイルスにより起こる腸感染から幼児を護ることを意図したロタウイルスワクチンは、ロタウイルス感染により起こる発作のリスクも下げることがCDCのEpidemiology BranchのPayne博士らの解析で判明した。博士らは2006年2月28日(アメリカでロタウイルスワクチンが承認された日)以降に生まれた小児の2009年11月までの間のワクチン安全性データリンク(VSD)に登録された小児のコホート250,601例をレトロスペクティブに解析し、完全ロタウイルスワクチン接種の小児は、ワクチン未接種の小児と比べて、ワクチン接種後の1年で入院又は救急部門ケアを必要とする発作のリスクが18~21%軽減され、統計的に有意であることを見いだした。これはロタウイルスワクチンの思わぬ付加的なメリットである。
[Clin Infect Dis published online November 20, 2013]
2013/11/25 サイコビオティクス
Psychobiotics: A novel class of psychotropic.
脳-消化管軸に基づいて行動するα-アミノ酪酸とセロトニンのような神経作動性物質を産生し配送することが出来るプロビオティクスと呼ばれる微生物は、げっ歯類での前臨床評価で抗うつ作用あるいは抗不安作用を持つことが示唆されている。Ireland のAlimentary Pharmabiotic Centre at University College Cork のDinan博士らは、このような微生物を"適量を摂取したとき、精神病に見舞われた患者で健康効果を生み出す生きた生命体"と定義し、"サイコビオティクス"と名づけた。今までのところ、サイコビオティクスは、過敏性腸症候群患者で最も大規模に研究されており、Bifidobacterium infantisを含む多くの生物からの明確な利益が報告されている。また、うつ病の症状の軽減と慢性疲労症候群でも新しい有益性を示している。
[Biological Psychiatry 74(10): 720-726, 2013]
2013/11/18 うつ病は老化を早める
Major depressive disorder and accelerated cellular aging: results from a large psychiatry cohort study.
うつ病は細胞の老化を早めることにより我々を身体的に老化させる。着目したのはテロメアで、その長さを測定することは、細胞の老化を見積もる方法である。VU University Medical CentreのVerhoeven博士らは、大うつ病患者1,095例、寛解した大うつ病患者802例、及びうつ病を経験していない対照者510例を含むNetherland Study of Depression and Anxietyからの血液試料を用いて、テロメアの長さを定量的なポリメラーゼ連鎖反応を用いて単一コピー遺伝子のコピー数(S)と比べたテロメア配列コピー数(T)の比(T/S)を塩基対(bp)に変換して測定し、細胞中のテロメアの変化を検討した。大うつ病を経験していない対照者(平均bp=5541)と比べて社会人口学的に補正されたテロメア長は寛解した大うつ病患者(平均bp=5459、p=0.014)及び現在大うつ病患者(平均bp=5461、p=0.012)で有意に短かった。うつ病はその苦痛に身体が反応してテロメアを短くし、細胞を老化させ、ひいては身体の老化を早めているようである。
[Molecular Psychiatry online publication November 12, 2013]
2013/11/11 自閉症幼児の早期診断
Attention to eyes is present but in decline in 2-6-month-old infants later diagnosed with autism.
自閉症の顕著な特徴にアイコンタクトの欠如があり、この疾患で最初に現れる症状として知られている。Marcus Autism Center, Children's Healthcare of AtlantaのJones及びKlim博士らは、自閉症の兄姉を持つために自閉症スペクトラム障害になるリスクが高い幼児59例と自閉症になるリスクが低いと考えられる幼児51例で、2~6月齢からの長期観察試験を行った。博士らは、介護人のビデオを幼児に見せ、ビデオの中の介護人と幼児の間のアイコンタクトを幼児の目の視点追跡技術で測定した。この測定は、年齢2月齢~24月齢の間に10の時点で行われた。観察によると、3歳までにリスクが低いグループの中のわずか1例が自閉症スペクトラム障害と診断されたが、高リスクのグループでは12例の小児が自閉症スペクトラム障害と診断された。高リスクの幼児は人の目を目で追うという行動が2~6月齢から低下し始め、試験期間中はずっと継続し、24か月では低リスクの幼児の半分程度に低下していた。この知見から、更なる大規模試験による確認は必要であるが、母親の目を目で追う幼児の行動をつぶさに観察することにより早い時期に自閉症のリスクを見いだし、治療介入の機会を得られるのではないかと思われる。
[Nature published online November 6, 2013]
2013/11/05 COPD用新薬
New class of drug may be safe, effective in asthma and COPD.
喘息又は慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の多くは、吸入性気管支拡張剤と抗炎症グルココルチコステロイドの併用治療を受けているが、重症疾患患者はこれらのクラスの薬剤に対する反応性がしばしば乏しい。King's College LondonのPage博士らは、新しいホスホジエステラーゼ3(PDE3)及びPDE4の二重阻害剤であるRPL554の気管支拡張剤及び抗炎症剤の有効性と安全性を評価するため4つの臨床試験をオランダ、イタリア及びイギリスで実施した。試験1は、2段階の吸入用量(0.003mg/kg又は0.009mg/kg)のRPL554又はプラセボ投与による18例の健康な男性での安全性試験、次いで軽度アレルギー性喘息の非喫煙男性6例でのRPL554(3例に0.009mg/kg、3例に0.018mg/kg)単回投与試験、さらに10例の軽度アレルギー性喘息男性でのプラセボ又はRPL554(0.018mg/kg)投与で安全性、気管支拡張、及び気管支保護を評価した。試験2は、臨床的に安定している喘息男性12例に単純盲検プラセボ対照試験でRPL554(0.018mg/kg)の1日1回6日連続投与で気管支拡張応答の再現性を調査した。試験3は、RPL554(0.018mg/kg)の安全性と気管支拡張の効果を軽度~中等度のCOPD患者12例のオープンラベル、プラセボ対照、クロスオーバー試験で評価した。試験4は、プラセボ対照、クロスオーバー試験で、リポポリサッカライドが誘発した炎症細胞浸潤に関するRPL554(0.018mg/kg)の効果を健康な男性21例で調査した。4つの試験で、RPL554の吸入は、有効で良い忍容性を持つ気管支拡張剤、気管支保護剤、抗炎症剤を示し、COPD又は喘息患者の治療のための新たな薬剤となりうる可能性があると思われる。
[Lancet Respiratory Medicine early online publication October 25, 2013]
2013/10/28 血糖値は正常範囲内であっても低いほうが良い
Higher glucose levels associated with lower memory and reduced hippocampal microstructure.
Charite University Medicine in BerlinのFloel博士らは、高い糖化ヘモグロビン(HbA1c)と血糖値は、記憶力と海馬容積と微細構造に関して悪い影響を及ぼすことを、高齢だが健康で認知症でも糖尿病でもない人々のコホートで示した。博士らは、平均年齢が63歳の健康な人々141例で、その記憶能力、絶食時のHbA1c、血糖値及びインスリンの末梢濃度を測定し、さらには3ステラのMRIスキャンで海馬容積と微細構造を観察し、直線回帰と単純な仲介モデルで、記憶、グルコース代謝、及び海馬パラメーター間の関連性を調べた。その結果、HbA1cと血糖値が低いほど、遅延再生、学習能力、記憶の固定において有意なより良いスコアとなり、多変量回帰モデルにおいて、低HbA1cは記憶能力と強く関連し、媒介分析によりその有益な効果は、海馬容積と微細構造により仲介されることを示した。この試験の結果では、たとえ血糖値が正常範囲内であってもさらに低下させることは、将来の記憶障害と認知減衰を予防する有望な戦略になりうる、と考えられる。
[Neurology published online October 23, 2013]
2013/10/21 肝疾患とリンクしたサプリメント
Notes from the field: Acute hepatitis and liver failure following the use of a dietary supplement intended for weight loss or muscle building
CDCは10月11日付のMMWRに体重減や筋肉増強のためのサプリメントを用いている人々は、急性肝炎や肝不全にかかりやすいと警告を発表した。 2013年9月9日、Hawaii Deptertment of Healthが未知の病因の重症急性肝炎と劇症肝不全患者7例を報告し、7例の患者全員が、発症前に体重を減らしあるいは筋肉を増強する市販の栄養補助サプリメント"OxyELITE Pro"を使用していたと報告した。この報告を受けて、HDOHはCDC及びFDAと共同で、公衆衛生調査を始め、5月10日から10月3日の間に可能性のある症例45例が報告され、そのうち29例が本症例として確認された。報告された最も一般的な症状は、食欲不振、淡色排泄物、暗色尿、黄疸を含んでいた。病気のピーク時に報告された臨床検査値の中央値は、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ 1,128 IU/L(104-2,184;正常値上限 ~40 IU/L)、アラニントランスアミナーゼ 1,793 IU/L(347-3,091;正常値上限 ~40 IU/L)、アルカリフォスファターゼ 150 IU/L(68-251;正常値上限 ~120 IU/L)及び総ビリルビン 12.6mg/dL(28-39.4;正常値上限 ~1.2mg/dL)であった。11例が入院し、1例が死亡し、2例は肝移植を受けた。
[Morbidity and Mortality Weekly Report 62(40): 817-819, 2013]
2013/10/15 粘液は腸の抗原の免疫原性を抑制する
Mucus enhances gut homeostasis and oral tolerance by delivering immunoregulatory signals.
Mount Sinai HospitalとMount Sinai School of Medicineの研究者たちは、なぜ腸の内壁がヒトの腸に住み着いている多くの細菌に反応しないかを研究してきた。その結果、腸管内の粘液は細菌と食物抗原から腸管組織を遮断するバリヤーとして働くだけではなく、高度にグリコシル化されたムチンであるMUC2と呼ばれる粘液成分もまた免疫反応を鎮める作用を持つことを見出し、Science誌に発表した。MUC2は炎症性の樹枝状細胞発現を妨げるが、寛容原性のサイトカインの発現を妨げない。 この研究は始まったばかりであり粘液についてはほとんどその働きなどは分かっていないが、炎症性腸疾患や潰瘍性腸炎の患者では粘液の産生が乱されていることなどから、将来は粘液そのものがこういった疾患の治療に使われる日もあるのではないだろうか。
[Science published online September 26, 2013]
2013/10/07 幼児の昼寝の効果
Sleep spindles in midday naps enhance learning in preschool children.
昼寝は幼児期早期の特徴であるにもかかわらず、これらの睡眠の構造と機能についてはわずかしか理解されていない。睡眠は若者の記憶に有益であることを考慮すると、昼寝が幼児にも同じような効用を与える可能性がある。Neuroscience and Behavior Program, University of Massachusetts AmherstのKurdziel博士らは、40例の幼児について昼寝の効果について調査し、昼寝がその朝に獲得した情報の記憶の固定を強化し、早期の学習のサポートにきわめて重要であることを見出した。昼寝を奪われたとき、知力の喪失はその日の夜の睡眠に依っても取り戻せない。昼寝の生理的記録は記憶能力における睡眠紡錘波の役割を裏付け、分散型の睡眠が初期の学習にはきわめて重要であり、短期の記憶、貯蔵が制限されるとき、記憶の固定は頻繁に起こらねばならないと博士らは結論した。
[ProNAS published online before print September 23, 2013]
2013/09/30 低血糖新生児のブドウ糖ゲルによる治療
Dextrose gel for neonatal hypoglycaemia (the Sugar Babies Study): a randomized, double-blind, placebo-controlled trial.
新生児低血糖は一般的であり、脳損傷の予防可能な原因である。従来は血糖値をあげるためにグルコースの静脈注入による治療がなされている。University of Auckland のLiggins InstituteのHarris博士らは、新生児低血糖の改善にブドウ糖ゲルの使用を無作為、二重盲検、プラセボ対照試験で検討した。ニュージーランドの第三次医療センターに登録された、出生48時間以内の新生児514例中低血糖新生児は242例(47%)であり、それぞれ40%ブドウ糖ゲル200mg/kg又はプラセボゲルに無作為に割り付けられた。治療により改善が見られなかった症例(治療の失敗例)はブドウ糖ゲル群で16/118例(14%)、プラセボゲル群で29/119例(24%)で相対リスクは0.57であった(p=0.04)。有害事象は発生しなかった。ブドウ糖ゲルによる治療は、ほほの内側にゲルを塗りつけるだけであり、現行のブドウ糖静脈内投与よりも安全で安価な方法である。
[Lancet early online publication September 25, 2013]
2013/09/02 脳の鉄含量とアルツハイマー病
Increased iron levels and decreased tissue integrity in hippocampus of Alzheimer's disease detected in vivo with magnetic resonance imaging
鉄は有害なフリーラジカル反応を触媒する。年齢とともに鉄は脳の灰白質領域に蓄積し、アルツハイマー病のような年齢が関係した疾患を発症するリスクの一因となる。David Geffen School of Medicine at UCLAのRaven博士らは、アルツハイマー病患者と健康な対照者の海馬と視床における鉄濃度と組織損傷のエビデンスを評価した。高磁界強度と低磁界強度のMRI装置を用い、フェリチン分子(フェリチン鉄)含有鉄量定量法と組み合わせて、海馬と視床の鉄含量を測定したところ、健康な対照者と比べて、アルツハイマー病患者は海馬でフェリチン鉄が増加していた(p=0.019)が視床では増加はなく(p=0.637)、海馬においてR2が有意に減少した(p<0.001)が視床では減少はなかった。このデータから、アルツハイマー病では海馬損傷がフェリチン鉄蓄積と連動して起こると思われる。
[J Alzheimer's Disease 37(1): 127-136, 2013]
2013/08/26 腹部大動脈瘤のリスクは果物多く食べれば下げられる
Fruit and vegetable consumption with risk of abdominal aortic aneurysm.
Karolinska InstituteのStackelberg博士らは、46~84歳の男女80,000例以上よりなるProspective Cohort of Swedish MenとSwedish Mammography Cohortのデータを解析し、果物と野菜の消費量と腹部大動脈瘤のリスクとの関連性を調査した。その結果、果物の消費量の最大四分位(>2.0食/日)の人々は最小四分位(<0.7食/日)の人々と比べて、腹部大動脈瘤になるリスクは25%低く、特に破裂性腹部大動脈瘤になるリスクは43%低くなった。更に、果物をまったく消費しない人々と比べた場合腹部大動脈瘤になるリスクは31%低く、特に破裂性腹部大動脈瘤になるリスクは39%低くなった。しかし、野菜の消費量は腹部大動脈瘤になるリスクとの関連性はなかった。果物の効果は野菜には含まれていない抗酸化物質の炎症抑制効果が有効なのかもしれないと研究者たちは推測している。果物は多くの血管性疾患を予防する。腹部大動脈瘤のリスク低下はその恩恵の一部かもしれない。
[Circulation 128(8): 795-802, 2013]
2013/08/12 メトフォルミンの最近の話題
Metformin use and all-cause and prostate cancer-specific mortality among men with diabetes..
Nature Communication誌(4: article #2192 July 30, 2013)にNational Institute on Ageingのde Cabo博士らにより、メトフォルミンはアンチエイジング効果を持ち、雄マウスの寿命を伸ばすという動物実験での結果が報告された。一方、Princess Margaret Hospital, University Health NetworkのMargel博士らは、3,800例を超える67歳以上の糖尿病の男性について調査した結果、糖尿病の治療薬として広く使われているメトフォルミンを前立腺がんと診断された後長く服用している男性では前立腺がんで死亡するハザード比が0.76であり、24%も死亡のリスクが低くなると報告した。メトフォルミン以外の糖尿病治療薬ではこのような効果は見られなかった。アンチエイジングや前立腺がん抑制効果など今後の研究の成果が待たれる。
[J Clin Oncol published online August 5, 2013]
2013/08/05 血圧の振れは認知機能障害とリンクするか?
Association of visit-to-visit variability in blood pressure with cognitive function in old age: Prospective cohort study.
Institute for Evidence-Based Medicine in Old Age, Leiden University Medical CenterのMooijaart博士らによると平均血圧に関係なく、高齢者の血圧の高い変動性は、精神的な損傷の原因となるかもしれないという。博士らは、心血管系疾患のリスクがある平均年齢75.3歳の参加者5,461例について平均3.2年間、外来受診時の3か月毎に血圧を測定した。外来受診時収縮期血圧変動のより大きい患者は、認知機能、選択的注意検査、処理速度、及び直接記憶と遅延記憶の4領域認知テストでより悪い成績であった。また、収縮期及び拡張期血圧におけるより大きな変動は、小さい海馬容積及び皮質梗塞と関連し、拡張期血圧における大きな変動は、脳微小出血と関連していた(ともにp<0.05)。
[BMJ 347:f4600, 2013]




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